『コンサル一年目が学ぶこと』の要点と感想|ITエンジニア視点で解説

目次

はじめに

〇 書籍を読んだ背景
私がこの書籍を読んだ背景としては、社会人5年目となるタイミングでコンサル転職をしたからです。
コンサル1年目としてのマインドセットを入れておこうと思い、この書籍にたどり着きました。
これからこの本を読もうと思っている人やこれからコンサルを目指す方に参考になれば幸いです。

書籍の概要

〇 対象読者
新卒でコンサル会社に就職する人や若手コンサル転職者などが対象になっています。

〇 書かれている内容のざっくりとした紹介
コンサルティング会社で求められる基礎スキルや、他の業界でも必ず訳役立つ考え方・ビジネスマインドセットなど
実践できると必ず成長しそうな要点が詰まっているような印象です。

要点まとめ+所感

個人的に重要だと思った部分を厳選して4つにまとめました。

ロジックツリーを使いこなす。(大石哲之著『コンサル一年目が学ぶこと』第2章 11)

書籍の中では、「痩せる」に対してロジックツリーが紹介されています。
瘦せる目的に対して、いろんなアプローチがあるかと思いますが、ロジックツリーで考えることでどのようなアプローチなのか分解することができます。
私を含め、多くの人が「痩せる」と言われると運動や食事制限などをパッと思い浮かべてしまうと思いますが、そこをぐっとこらえてロジックツリーを組んでみると、どのようなアプローチ方法があって、どれが自分または相手にとって最適なのかを判断できると思いました。
このロジックツリーを日常の考え方のベースにしたいところです。

仮説思考(大石哲之著『コンサル一年目が学ぶこと』 第2章 13)

仮説思考では、仮説⇒検証⇒フィードバックのサイクルを繰り返すことが重要だと述べられています。
これは、仕事で作業に入るときに「こうなっているだろう」と自分の中で仮説を立ててから検証作業として着手するといったものです。
私自身、SE時代でも上司の方に教わりました。仮説を立てることでゴールが決まっているので、特に調査やまとめ作業をしているときに分散して「結局なにしてたっけ?」となることを抑制し、効率よく作業ができます。
私自身の経験からも重要だったなと振り返るとともに、できているときとできていないときがあるなと感じました。

常に自分の意見を持って情報に当たる(大石哲之著『コンサル一年目が学ぶこと』 第2章 14)

「考えるとは、自分の意見を持つこと」というフレーズが印象的でした。
特にニュースの例で、ニュースをただ見ているだけでは何も学んでいない。情報が抜けているだけと記載がありその通りだと思いました。
私はニュースを毎日30分ほどざっと目を通すのですが、ニュースに詳しい友人と時事ネタについて話すことがあったときに「自分は何も理解していなかった」と思うことがありました。これは自分の意見をもっていなかったからだと思います。ニュースの見出しを見たときに、「こうなっているからこのようなニュースが出たんだろう。今後はこうなっていくんじゃないか」と自分なりに意見をもって情報に当たっていくことが理解を深めることに繋がります。

喋らないなら会議にでるな(大石哲之著『コンサル一年目が学ぶこと』 第4章 24)

記載の通り、喋らない人間は会議にはいらないということが記載されています。テレビ番組で喋らない人がいたらどう思うか?という例が印象的でした。(大半の人が、そんなやつはいらないと思うでしょう。)
ただ、私自身なかなか発言しづらい風潮や、自分の理解していない内容に大して発言することの勇気がいるなあという状況に触れてきましたので、「とは言っても難しいだろ」とも思いました。
私はすでに5年目になりましたので、会議では発言できるようになってきましたが、最初の1歩が大事だと思います。
最初の1回は「あれこの人珍しく喋った」とおもわれるかもしれません。しかしそれを続けていくことでそれが普通になっていきます。1年目や、まだ歴の浅いひとには、最初の1歩を恐れず、発言してみましょうと伝えたいです。

おわりに

この書籍でいろんな重要なスキルについて学びましたが、正直なところどれも重要です。
このすべてを実践に移すのは難しいと思うので、本記事で紹介している点だけ、もしくは自分で決めたポイントだけでも実践に移してみるとよいと思います。
この書籍のみならず、ビジネス本を読むに当たって重要なのは「実践に移す」に尽きます。
インプットだけでなくアウトプットもすることです。ぜひアウトプットしてみてください。

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